ビアロ専用下地シートとは
弊社はこれまでの経験から、塗り壁は下地が命であると考えていました。
まして、それがローラー仕上げとなると、なお更のことです。従来工法の下地処理では、どうしても、ボードのジョイント部分のひび割れや色ムラを解消できない。
ではどうすればいいのか――導き出した答えは、「素地の違いをなくし、一つの素材とする」ということでした。そうして生まれたのが、下地シートです。
このシートにより、塗り壁の下地は、平滑かつ、吸水が一定でムラがないものとなり、ビアロのパフォーマンスを最大限に引き出すものとなりました。
特徴とパフォーマンス
- エコ素材木材パルプとリサイクルの竹粉末が主成分
- 早い下塗りなどの前作業が不要となり、工期の短縮が可能となります。
- 安い㎡当りの下地処理コストが下がります。
- きれい石膏ボードなどの継ぎ目部分や、下地素材の違いがあっても、同一の下地となり、吸い込みの違いによる色ムラは解消されます。
- 強い木石膏ボードなどの継ぎ目部分がシートで覆われるため、継ぎ目部分でのクラック(ひび割れ)防止の効果がより高められます。
ビアロ工法と施工順序
- 1バテ処理を施す
- 2ビアロ専用下地シートを貼る
- 3ビアロを塗る
- 4塗り完了
石膏ボード下地の場合
- 1ボードのジョイント・ビス穴にバテを施工
- 2バテ乾燥後にペーパーにて平滑にする
- 3ジョイント工法でビアロ専用下地シートを貼る(クロス貼りより2割程度糊を濃い目にする)
- 4入隅・出隅は廻し貼りにする
- 5中1日程度、養生期間を設け、糊が完全に乾いたことを確認後ビアロを上塗りする
- 6完成